フェルナン・マルソーの至芸
えー、どうもです。bonです。
今回はCDネタです。
先日、銀座の山野楽器さんに、なにか面白いCDが無いか、
見に行ってきました。
フェレンツ・フリッチャイ / ベルリン・フィルのベートーヴェンの
5番・7番と、カラヤン / ベルリンのブルックナー旧録音の7番を手に取って
他を見回っていたとき、あるフルート奏者の名前がついたCDが1枚あったので
すぐにそれも手に取ってしまいました。
そのCDは「フェルナン・マルソーの至芸」!!これは素晴らしいです!
もうすでに入手された方もあるかと思いますが、
未聴の方にはこのCDはオススメします。
ゴーベールとモイーズに師事し、
オペラ座や、のちにパリ・ギャルドで演奏していた方です。
曲目ですが、
ジュナン:ベニスの謝肉祭
プロコフィエフ:フルートソナタ
モーツァルト:フルート四重奏
同:コンチェルト1番
が収録されています。
解説にも書いてありますが、繊細な音色を持ちながら、
モイーズのような力強い演奏で、聞いていると師匠ゆずりで、
よく似ています。
ジュナンのベニスの謝肉祭については、
ジェフリー・ギルバートの本「フルート奏法 成功の鍵」(音楽の友社)の
121ページ、第8章 アーティキュレーションの中で、
「(3)パリ・オペラ座の4番フルートのマルソーは、セルマー社のために
ジュナンの《ヴェネツィアの謝肉祭》を録音しているが、
「それは最高に、信じられないほど速い、稲妻のようなタンギングである。」
という記載があり、まさにその演奏のCDです。
聞いていると、ジュナンの時に吹いている楽器は、結構抵抗感のある
楽器のような気がします。
僕は、モーツァルトのコンチェルトの演奏が好きですね。
とてもオススメです。
ジェフリー・ギルバートの本「フルート奏法 成功の鍵」ですが、
今どこにも在庫がないようです。とても良い本です。
かつての僕の師匠とこの本の話をした際、「これはとても重要な本なので、
大事にしなさい。」と言われて以来、常に参照している本なので、
音楽の友社さん、是非再度発売お願いします!
では。
- アーティスト: マルソー(フェルナン),ゴールドシュミット(アルトゥール),ラムルー管弦楽団
- 出版社/メーカー: インディーズ・メーカー
- 発売日: 2012/08/07
- メディア: CD
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