トレヴァー・ワイ「Complete Daily Exercises for the Flute」について 5
えー、こんばんは。bonです。
演奏会も無事終わり、いや、無事ではありませんでしたが(汗)、通常運転再開です。
トレヴァー・ワイ「Complete Daily Exercises for the Flute」についての5回目です。
いままで取り上げたもの以外にどのようなものがあるか、ですが、
第3オクターブに特化したスケール・アルペジオが、”THE THIRD OCTAVE”として
とりあげられています。
これは”Six exercises from D.S.Wood’s Technical Exercises for Facilitating -
the Execution of the Upper Notes of the Flute”
と長い副題がついており、D.S.Woodのエクササイズから取られたようです。
D.S.Woodのエクササイズについて、内容をまったく知りません。不勉強で申し訳ないです。
…というわけで、以前の記事の
”トレヴァー・ワイ「Complete Daily Exercises for the Flute」について 3”の
内容と整合がとれませんので、近いうちに修正します。
どのような練習か?というと、トレヴァー・ワイの「フルート教本2巻」の
スケール・エクササイズのシリーズBとCの3オクターブ版・3度のブロークン・
アルペジオ版のようなもの、
モイーズの「ソノリテ」3番の「音の跳躍と連結」のような、例えばF3を基本の音にして
半音ずつおりて行くものなどなどです。
うまく表現ができなくて申し訳ないです。
タファネル=ゴーベールの17の日課練習にしろ、トレヴァー・ワイの2巻にしろ、
オクターブを上げて練習するように、とは書かれているものの、
3オクターブ目として独立した練習は書かれていないので、
集中して練習するのには良いのかもしれません。
ちょっと疑問に思ったのですが、この練習パターンは先に書いた、
トレヴァー・ワイの「フルート教本2巻」のものときわめて良く似ているので、
「フルート教本2巻」のアイデア自体は、D.S.Woodのものが元になっているのかも
しれません。
というわけで、またまた中途半端な終わり方です。
次回はこの本に含まれている課題で、タファネル=ゴーベールの
「17のメカニズム日課大練習」のどの課題と同じかと、
この本には書かれていない、ライヒェルトとベームの
課題のテンポなどをまとめてみたいと思います。
では。