bonlog

フルートとクラッシックとアマオケのことなど。

三響の金属管ピッコロ

え〜、こんばんは。bonです。

 

みなさんどう思われているか分かりませんが、

僕はフルート・ピッコロともに下手です…

特にピッコロは、柔らかい音で吹く事ができず、

すりガラスに爪をたてて引っ掻いたような、

「キ〜!」という音になってしまいます。

なので、それを逆手に取り、ひと吹きで聴衆全員の鼓膜が破れるような

音が出せるようになりたいと思っています。

いいじゃないですか。ホールの隅々まで響き渡る殺人的な超音波。

想像しただけでわくわくしてきます。

その前に自分の鼓膜がお亡くなりになりそうです。(笑)

今回はそんな僕のピッコロについてのヘタレ話です。

 

僕がピッコロを吹き始めたのは大学オケに入ったときからで、

それまで一度も吹いた事はありませんでした。

逆にフルートのレッスンの一環でアンサンブルをやったとき、

アルトフルートを吹いていました。

大学時代は、オケの備品の古くてとても貫禄のあるフィリップ・ハンミッヒを

吹いてました。今のものと違い、音はいいが吹きにくい楽器でした。

 

今僕が使っているのは、パールの頭部管も本体もグラナディッテのものですが、

手元にはもう2本ピッコロがあります。

1本はアメリカのG社のグラナディラのもの。これはあまり良い楽器では

ありませんでした。以前所属していたオケのときに使っていたのですが、

途中でイヤになり、備品のヤマハYPC−81を借りて吹いていました。

もう1本は三響の頭部管が銀、本体が洋銀・銀メッキのものです。

現在は本体洋銀管のものは生産中止になってしまい、

今の三響のピッコロは管体銀のものと、総銀のものになっています。

f:id:bonjini:20121015013643j:plain

 

この楽器は中古で手に入れたものです。

以前からシリンダー管のピッコロが欲しかったのと、

金属管の楽器でイタリア物吹いたら気持ちいいだろうな、

という思いつきで、数年前に手に入れました。

ところがこの楽器、しばらくお蔵入りしていました。

 

というのは、なぜか#F3が何かに引っかかって、どうしても出ず、

右手薬指を使う替え指を使っても#F3が安定して出ない。

おまけに#F3より上の音も出しづらい。

楽器がおかしいのでは?と思い、いつもの楽器屋さんに持ち込んで

バランス調整などもしてもらいましたが、楽器自体に異常はありませんでしたし、

同じフルートパートのフィリップ吹きSさんに吹いてもらったところ、

とてもいい音で吹いたので、結局原因は僕自身なのでした…(汗)

とりあえずオケの演奏会で1回使ったのですが、

いくら吹いてもダメなので、しばらくお蔵入りしていました。

ところが先日、ろくな準備もせずにぱっと手に取って吹いてみたところ、

突然吹けるようになっていました…

 

その時の頭部管の角度を見てみたところ、音が出なかったのは、

頭部管の角度が内向きになりすぎていた為でした…(汗)

自分ではそんなに内向きにしていたつもりは無かったのですが、

よくよく観察してみると、この三響のピッコロを構えると、

楽器自体を自分の方に向けて構えており、自分が考えているよりも

内吹きになっていました。

吹けるようになった角度をすぐにマーキングしたのですが、

ストレートよりも外向きになっていました…

一旦吹けるようになると、もの凄く鳴る楽器です。

音は細めで、木管やグラナディッテとも違い、音の線がはっきりします。

めちゃくちゃ音が飛んで行く感じなので、まさに僕の野望にピッタリ。(笑)

イタリア物を金属管で吹きたいが為に買った楽器ですから、

今回のヴェルディにはもってこいです。

まだパールとどちらを使うか決めていませんが、吹けるようになった事ですし、

こちらを使ってみたいなと思っております。

 

楽器の写真を貼っておきます。

さすが三響。非常にカッチリ作ってあります。

 

f:id:bonjini:20121015013700j:plain

f:id:bonjini:20121015013716j:plain

f:id:bonjini:20121015013725j:plain

 

というわけで、終わりです。

では。

 

10/21追記 ヴェルディはこの楽器で行きます!

まだ吹き慣れていない部分もあるので、とにかく練習しないと!