アルタスを買うまでの経緯 その4
えー、こんばんは。bonです。
前回、アルタスの楽器に、Eメカと#Cトリルを付ける場合、
インラインのリングキーでは、左手ピンレスのブリッジは
どうなるのか?を楽器屋さんに質問したところで終わったのですが、
後日電話で確認してもらった結果の報告がありました。
現在のアルタスでは、この組み合わせでは、左手ピンレスには
できないそうで、オフセットかハーフオフセットにするか、
左手ピンレスはあきらめて、インラインにするかしかない、
とのことでした。
まあ、パール・ミヤザワ(ブロッガーメカニック)・マスターズを除き、
他のメーカーさんでも同じような結果になるとは思っていたんですが…
でも、僕はオフセットが嫌いなので、オフセットは却下。
楽器屋さんに在庫のあるモデルで、ハーフオフセットのものが
1本あるとのことなので、それを試奏して決めることにしました。
試奏したのはALのREH。たしかにハーフオフセットいいんですが、
楽器をこれ以上重くしたくないこと、アルタスのキーは動きが軽いので、
多分大丈夫なのでは?と思ったので、結局左手ピンレスはあきらめて、
そのままインラインで注文しました。
注文から納品まで5ヶ月。
しばらく普通に使っていたんですが、数ヶ月後、Aisのキーの動きが
悪くなってしまいました。
3オクターブ目のFから#Fにするとき、Aisのキーがもどりにくい
(上がらない)症状がでました。
あわてて楽器屋さんに持ち込み、調べてもらったところ、
AとGisのキーのタンポのバランスがおかしく、(左手小指キーの左右にあるキーです)
Gisのタンポが先にトーンホールをふさぎ、そのあとAの
タンポがトーンホールをふさごうとするのですが、
Gisが先にトーンホールに当たっているためにつっかえてしまい、
Aのタンポは完全にはふさがらない状態になり、
それを押さえるためメカのパイプがねじれ、ねじれが中の芯金の
動きを悪くしている、とのことでした。
ねじれと言っても、ほんのわずかなものだそうですが、
ものすごくわずかなタンポのバランスのずれで発生したことらしく、
タンポを調整してもらうと、それまでが嘘のようにキーの動きが
良くなりました。
それ以降はまったく問題は発生していません(笑)
というわけで、もしEメカ・#Cトリルキー付きのアルタスを買うときは、
個人的にはハーフオフセットをオススメします。
楽器屋さんからの話では、アルタスもブリッジが外に出るタイプの
左手ピンレスではなく、キーメカの下に組み込まれるタイプのものを
試作しているようです。僕が質問したときには完成していませんでしたが。
(完成がいつになるかわからない、とも言ってました。)
このネタですが、あと1回で終わります(汗)
もうしばらくご辛抱を。
ではまた。