ニコレのモーツァルト フルート協奏曲第2番
えー、どうもです。bonです。
先週書いた記事ですが、寝ぼけて書いたとは言え、読み返したら
なんじゃこりゃ!って言う感じだったので、消してしまおうと思ったのですが、
書き直すのも面倒なので、そのままにしてしまいました。(汗)
今回はCDネタです。
僕はオーレル・ニコレが好きなのですが、最近iTunes Storeで僕が大好きな
演奏が追加されていたので、ご紹介します。
僕が中学生のとき、フルートのレコードは毎月の小遣いでは買えないため、
FMのエアチェックをして、カセットテープに録音して聞いていました。
(CDなるものは、僕が高校に入ったあたりに出回り始めました。)
ある番組で、オーレル・ニコレが演奏したバッハの無伴奏パルティータのアルマンド、
ドビュッシーのシランクス、モーツァルトのコンチェルト2番から第3楽章が
放送されたので、カセットテープに録音して毎日聞いていました。
その後、バッハとドビュッシーが入ったレコードは手に入れたのですが、
モーツァルトだけはどうしても見つかりませんでした。
時がたち、大学生になって、バイトで稼いだお金で輸入版のCDを買うのが
毎月の楽しみだったのですが、いつも行っていた秋葉原の石丸電機ではなく、
石丸の帰りに、たまたま入った小さな輸入クラッシックを売っている
小さなお店で偶然見つけたのが、例のモーツァルトが入った
こちらのCDです。
このCDを手に入れてから、20年以上経ちます。僕も歳をとったな…
モーツァルトの1番はハンス=マルティン・リンデの演奏で、チェンバロありの演奏。
2番はニコレとルドルフ・バウムガルトナー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団。
サリエリのフルートとオーボエのコンチェルトは、ニコレとハインツ・ホリガー。
Made in West Germany表記。 昔は西ドイツと東ドイツってのが
あったんですよ!
このCD、僕の記憶している限りでは、CDとしては現在まで国内版は
出ていないはずです。レコードは出ていたんでしょうか。
ニコレが演奏したモーツァルトの2番は、他にデビッド・ジンマン/コンセルトヘボウ
のものと、カール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団のもの、最近入手した
アルヴィド・ヤンソンス/シュターツカペレ・ドレスデンのライブのものを
持っていますが、(あのマリス・ヤンソンスの親父さんです!)
このバウムガルトナー・ルツェルンの演奏が一番好きです。
古い録音のため、1楽章の出だしから少々音にゆがみがある部分がありますが、
ニコレの華美にならない落ち着いた闊達な演奏と、オケの美しい音色、
バウムガルトナーの力みすぎないテンポ、バランスなどとても良い演奏です。
聞き所はやはり3楽章かと思います。
今もCDとしては入手できないと思いますが、iTunes Storeで入手できますので、
興味のある方はチェックしてみてください。
手持ちのCDと,iTunes Storeを試聴して比べたのですが、
悔しい事にCDよりも音がいいです....
なので、僕も買ってしまいました。
アドレスはこちら。
Mozart: Flute Concertos - Salieri: Concerto for Flute and Orchestra
もう一つiTunes Storeに、同じくモーツァルトの2番で、ヴィンタートゥーア交響楽団
とのものがあったのでダウンロードしてみたのですが、かなり古いモノラル録音です。
速いヴィブラートを使い、後年よりも明るめの音色で演奏していますが、
D3・C3・H3・A3の音色や響かせ方など、確かにニコレです。
ファイルの情報には録音年が書いてありませんが、指揮がヘンリー・スヴォボダ
ということ、ニコレがこのオケの首席として1948〜50年までいた事を考えると、
もしかしたら、この演奏はベルリンに入る前のものなのかもしれません。
(スヴォボダはヴィンタートゥール交響楽団を指揮して、クララ・ハスキルと
50年代にモーツァルトのピアノコンチェルトを録音していますし。)
しかし、めちゃくちゃ良い演奏です。
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iTunes Storeで検索してみてください。
では。