bonlog

フルートとクラッシックとアマオケのことなど。

Robert BigioさんHP 録音追加されています

えー、こんばんは。bonです。

以前過去の名演奏が聞けるとご紹介した、Robert BigioさんのHPですが、

録音がいくつか追加されています。といっても、今回の追加で僕が知っているのは、

すみません。半分だけです。(汗)

Georges Barrère(ジョルジュ・バレール)

William Kincaid(ウィリアム・キンケイド)

René Le Roy(ルネ・ル・ロワ)

Robert Murchie(?)

Eli Hudson(??)

Friedrich Thomas(??)


ジョルジュ・バレールはタファネル門下で、招かれてニューヨーク・フィル

主席になった人ですね。

同時にアメリカで教え始め、ウィリアム・キンケイドはお弟子さんです。

どこの先生だか忘れましたが、膨大なフルートコレクションをのこした、

デイトン・ミラー教授いわく、

「アメリカのフルートと言えばカバードキーの楽器だが、最近のフルート奏者は

みなリングキーの楽器を使い、音程が悪い。

ジョルジュ・バレールはリングキーを使うが、素晴らしい演奏をする。

それは、彼がバレールだからだ!」みたいなこと言ってたはずです。

(だからリングキーの楽器をつかうな!って小言が混じっているような。)

アメリカでH足部管付きリングキーが標準になったのは、この人の影響だと

言われています。写真ではC足部管の楽器ですが、この人の伝記の表紙では

H足部管が付いたルイ・ロットを持っている写真となっています。

ギズモキーを発明したのも確かこの人です。

ウィリアム・キンケイドはバレールのお弟子さんで、フィラデルフィアで

吹いていた人で、その後の世代のアメリカの主要なフルート奏者を育てた人です。

たしか、日本の三村園子さんはキンケイド晩年のお弟子さんだったと思います。

記憶が曖昧ですが…

ルネ・ル・ロワ演奏するダンディの組曲はとても懐かしいです。

昔、ムラマツのマルセル・モイーズ全集のレコードに入っていました。

今のCDでの全集では、なぜか入っていません。

高校生の頃、全集のレコードを買って家で一通り聞いたのですが、

はじめて聞いたル・ロワのこの演奏にはびっくりしました。

音が素晴らしい。

その後、リリー・ラスキーヌと共演したモーツァルトのフルートとハープの

コンチェルトとか買って聞いたんですが、数年前ムラマツで買ったCDに入っていた、

リヴィエの優しい鳥には度肝を抜かれました。名人です。

ちなみに、ムラマツで買ったCDはこちらのシリーズのものです。

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他の3人の方については僕も初めて見たので、詳しくはHPの解説を

見ていただければと。英語ですが…

Robert Murchieはギャレス・モリスのお師匠さんだそうで。

使っていた楽器をギャレス・モリスに譲ったとのこと。

Robert Murchieが写真で吹いている楽器とギャレス・モリスが

写真で持っている楽器は同じだそうです。

またアップされたらお知らせします。

では。